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リファラーとは?意味やアクセス解析への活かし方もあわせて解説

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リファラーって言葉を聞いたけど、どういう意味?

「アクセス解析に出てきたリファラーって、どういうことに活かせるの?

アクセス解析をしてPVを伸ばそうとしている皆さん、こんな悩みはありませんか?そこでこの記事では、リファラーという用語の意味と、リファラーのアクセス解析への活かし方を解説していきたいと思います。

リファラーとは

それではまず本題である、リファラーという言葉の意味を説明します。

 

リファラーとは、「自分のサイトに入る直前に見ていたページ」のことです。

すなわち、「自分のサイトのリンク元」とも言い換えられます。

 

リファラーを知ることによって、自分のサイトの閲覧者がどんなところから流入しているかを把握できるようになります。それにより、ウェブサイトの構築に活かすことができるようになるのです。アクセス解析への活かし方については、後ほど詳しく解説いたします。

 

リファラーとして代表的に挙げられるのは、やはりGoogleやYahoo!などの検索エンジンです。リファラーの約9割はこれといっていいほど、検索エンジンの占める割合は別格です。

他にも代表的なリファラーには、他サイトやSNSが挙げられます。他のサイトに自分のサイトへのリンクが貼ってあり、それをクリックされた場合は、リファラーは他サイトとなります。

 

そのほかにも、PVの中には「リファラーなし」のPVも存在します。これは、何らかの理由で元ページがないまま直接そのページに到達した場合に起こります。具体的には、QRコードを読み込んだ場合や、URLを直接アドレスバーに入力した場合です。

 

 

リファラーの意味や、リファラーの種類について分かったところで次に行きましょう。

 

リファラーのデータを見るには

それでは、リファラーのデータを見るにはどのようにしたらよいのでしょうか?アクセス解析のツールごとに解説していきたいと思います。

 

①Google Analytics

まず最初に、Google Analyticsでリファラーのデータを見る方法について解説します。

 

前提として、Google Analytics 4が使われているかを確認してください。

Google Analyticsは、従来のUA(ユニバーサルアナリティクス)からのアップグレード版です。UAは2023年7月にデータ計測を終了しています。ですから、Google Analytics 4用に解説をいたします。今もデータ計測が正常に行われているのであれば、既にGoogle Analytics 4になっておりますので問題ありません。

 

 

それでは、Google Analytics 4についてのリファラーのデータの見方を解説していきます。

 

まず、Google Analytics 4にログインし、トップページを開いてください。

そして、左サイドバーの上から二番目、「レポート」というところをクリックしてください。

 

「レポート」を押したら、その次は画面左から「見込み顧客の発掘」→「トラフィック獲得」を押してください。

この「トラフィック獲得」というデータが、すなわちリファラーのデータです。このような画面が出ていると思います。

 

どうやら、グラフが4つ重なっているように見えますね。それぞれについて解説していきます。この画面上で多い順に説明していきますので、順番は前後している可能性があります。

 

①Organic Search

まずは、一番上の「Organic Search」について解説します。

これは、検索エンジンからの流入を示しています。つまり、Yahoo!やGoogleからの流入を表しています。普通なら、これが一番多くなるはずです。

 

この画面のままだと、どの検索エンジンからの流入かがわかりません。そんな時は、画面の下を見てみましょう。

 

今はこのような画面になっていると思います。

この画面の、「検索」というところに「Organic Search」と入力してください。そうすると、下にはただ一行「Organic Search」と表示されるはずです。

 

こうなったら、検索欄の下のプルダウンの選択を変えましょう。「セッションの参照元/メディア」というものを選択してください。そうすると、検索エンジンごとの流入データを見ることができます。

 

 

②Direct

それでは次に、「Direct」の説明をいたします。

「Direct」は、「直接」という意味ですので、リファラーなしのアクセスを意味します。

 

また、リファラーが何らかの理由で特定できない場合も、「Direct」に分類されることがあります。

 

③Organic Social

続いて、「Organic Social」についてです。

 

「Organic Social」の場合、リファラーはSNSです。SNSにあなたのウェブサイトのリンクが貼られ、そこから閲覧者が流入したということです。

 

しかし、まだどのSNSから流入してきたかはわかりません。それを調べるには、次の手順を踏む必要があります。

まず、アナリティクス画面下の検索欄に「Organic Social」と入力してください。その次に、検索欄の下のプルダウンから「セッションの参照元/メディア」を選んでください。そうすると、どのSNSがリファラーとなっているかがわかります。

 

 

④Referral

最後に「Referral」について解説します。

 

「Referral」が指しているリファラーは、外部リンクです。ここにSNSも含まれているので、③Organic Socialを包含しているという点は留意しておいてください。

 

Referralであれば外部リンクであることはわかりますが、どんなサイトからの外部リンクかはわかりません。どんなサイトがリファラーとなっているかを調べるには、次の手順を踏む必要があります。

まず、アナリティクス画面下の検索欄に「Referral」と入力してください。その次に、検索欄の下のプルダウンから「セッションの参照元/メディア」を選んでください。そうすると、どんなサイトがリファラーとなっているかがわかります。

 

 

②Google Search Console

残念ながら、Google Search Consoleはグーグルからのアクセス専用ですので、リファラーがGoogle検索でないアクセスは反映されません。

 

③Slimstat Analytics

それでは、Slimstat Analyticsでリファラーのデータを見る方法について解説していきます。

まずSlimstat Analyticsとは、WordPressのプラグインの一つです。アクセス解析に特化しており、Google Analyticsなどの外部ツールより正確なデータを出してくれます。Slimstat AnalyticsをまだWordPressにインストールしていないという方は、こちらの記事にてインストール方法と設定方法を詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

>>>Slimstat Analyticsの設定の方法とは?画像付きで徹底解説

 

 

既にSlimstat Analyticsをインストールしているという方は、リファラーのデータを見る方法をみていきましょう。

 

Slimstat Analyticsの最初の画面に、リファラーのデータは書いてあります。

上の画像の赤枠で囲ったところに、リファラーのデータが書いてあります。

 

しかし、これだとすべてのリファラーに目を通すのが難しいですよね。

リファラーをまとめたデータもSlimstat Analyticsには存在します。

 

左サイドバーの「Slimstat Analytics」→「概要」を開くと、その画面の中に「上位の参照元ドメイン」というデータがあると思います。それが、リファラーのデータです。

 

 

ここから、リファラーのデータを見ることができます。

 

アクセス解析への活かし方

それでは、ここまでで判明したリファラーのデータをどのようにアクセス解析へ活かしていけばいいかについて、これから解説していきます。

 

リファラーデータのアクセス解析への活かし方は、主に3つです。

 

①外部リンクの分析

まず一つ目は、外部リンクの分析ができるということです。

どのようなサイトから外部リンクが貼られており、そこからどのくらいの人が見に来てくれているかということの参考になります。これは、自分のサイトが他のサイトの管理者にどのくらい認知され、そして信用されているかを測ることができます。

 

また、リンクが貼られている元サイトにも訪れてみるとよいでしょう。だいたいの場合、文章とともに外部リンクが貼られているので、その文章から、そのサイトの管理者にどのような評価をされているのかがわかります。その評価は、同じくブログ運営をしている同業者からの忖度なしのガチの意見です。良い評価でも悪い評価でも、それを今後のサイトづくりの参考にしてみてください。

 

どんなサイトから外部リンクを貼ってもらえているかを調べる方法は、別の記事にて詳しく解説いたします。

 

②検索エンジンの割合調査

二つ目は、どんな検索エンジンがどのくらいの割合でリファラーとなっているかを調べることができるということです。

 

世の中にはたくさんの検索エンジンがあります。GoogleやYahoo!をはじめ、BingやDuckDuckGoなど、マイナーな検索エンジンはたくさんあります。

 

だいたいのSEO施策はGoogleとYahoo!向けに行われています。これは、Googleが検索エンジンの中で圧倒的にメジャーであり、Yahoo!はGoogleと同じ検索アルゴリズムを用いているからです。

しかし、それではマイナーな検索エンジンには対応できていないかもしれません。私が今回特に注目して見てほしいリファラーが、Bingです。

 

Bingは、前に挙げた2社に続くシェア3位を誇る検索エンジンです。Bingからの流入は無視できない数あります。Bingは、全ユーザーの5~10%がメインの検索エンジンとして用いているというデータが出ています。Googleでは検索順位があまりよくなくても、Bingでは上位表示されるということもよくありますよ。

 

ここで、あなたのウェブサイトのリファラーのデータを見てください。Bingはその何%を占めていますか?

 

そこでもし5%以下だった場合、Googleに比べてBingのSEO施策の結果が芳しくないということです。逆に言えば伸びしろがあるということですので、BingへのSEO施策も行ってみてください。くれぐれも、Googleの検索順位を落としすぎることのないようにしましょう。

 

 

BingへのSEO施策のデータを見るには、Bing用のアクセス解析ツールを使うのが良いでしょう。

Bing用のアクセス解析ツール・Bing ウェブマスターツールの使い方に関しては下のリンクの記事で解説いたします。ぜひご参照ください。

>>>【初心者向け】Bingウェブマスターツールの登録方法・使い方を解説

 

③SNS戦略の手ごたえ

最後に挙げられるのは、SNS戦略の手ごたえがあるかということです。

 

これはSNS戦略を行っている人に限りますが、結構重要なデータです。SNS戦略を始めてからSNSからの流入が増えたかのデータを見てみましょう。

SNSからの流入が増えていれば、SNS戦略が功を奏しているということになります。逆に、横ばいであったり、下がっていたりしたら、戦略の方向性を見直す必要があります。

 

まとめ

リファラーとは、「自分のサイトに入る直前に見ていたページ」「自分のサイトのリンク元」のことである。

リファラーのデータを見ることができるツールは、

・Google Analytics

・Slimstat Analytics

 

リファラーのデータはアクセス解析において、

①外部リンクの分析

②検索エンジンの割合調査

③SNS戦略の手ごたえ

に活かすことができる。

 

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

Okamoto Ryoya

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